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　地場系コングロマリット企業(複合企業)のソビコ・グループ(SOVICO Group)は、フランスを公式訪問していたトー・ラム書記長 兼 国家主席の立ち会いの下、国連教育科学文化機関(ユネスコ)との間で2025～2035年の戦略的提携枠組み合意書を締結した。

　合意によると、ソビコはベトナムにおけるユネスコの持続可能な開発イニシアチブを実現する戦略的パートナーとなる。具体的には、文化分野における創造的なプロジェクト、ハノイ市創造都市プロジェクト、教育分野の「ハッピースクール(Happy School)」プロジェクトなどを支援する。

　ユネスコのオードレ・アズレ事務局長は締結式で、同機関とのパートナーシップを継続しているベトナムの格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の社長であり、ソビコの会長 兼 最高経営責任者(CEO)であるグエン・ティ・フオン・タオ女史に感謝の意を表したほか、ユネスコの目標達成を支援するソビコの能力に自信を示した。

　ソビコはこれに先立つ2021年、ユネスコとの間で「世界遺産とベトナムの創造都市をつなぐプロジェクト」を実現する協力協定を締結した。これは、文化が発展の中心である創造都市を構築すると同時に、国家遺産を擁する地域コミュニティにおける持続可能な観光開発に向けてベトナムを支援することを目指すものとなっている。