1) ホーチミン市場(HOSE)
VN-Indexは、0.43ポイント(0.17%)上昇し、251.44で終えた。売買高・売買代金共大幅に縮小した。海外の株高を慎重に見るムードが広がった。ペニーストックでは利確の売りも入ったが、引き続きラリーも。海外の売り圧力は一服。250レベルに留まっているが、突破すれば短期的には上昇に勢いも出て来そうだ。
株価:前営業日比で上昇したのは80銘柄、56銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は高安まちまち。変わらずも多かった。ファーライ火力発電(PPC)、タンタオ工業投資(ITA)、リー冷蔵電気(REE)などが大幅に上昇した。一方ビンコム(VIC)は大幅下落した。
売買高第1位は143万株強取引されたサコムバンク(STB)。REE、ペトロベトナム運輸(PVT)、ホアセン(HSG)、PPCなどがこれに続いた。
海外投資家は売り買い同数程度。ベトナム石油運輸(VIP)と総合フォワーディング(GMD)に大きく売りを入れた。一方、PPC、そしてPVTなどには買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:サイゴンフィッシングネット(SFN)・配当(額面比7%)
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTC-Indexは1.20ポイント(1.37%)上昇し、88.67で引けた。売買高・売買代金共大幅に縮小した。
株価:前営業日比で、76柄が上昇、50銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄はほぼ全面高。ペトロベトナム保険(PVI)が下落した程度だった。バオベト証券(BVS)とブッソンセメント(BTS)は変わらずだった。
証券3銘柄とACB銀行の取引が活発だった。高配を発表した銘柄が好感されている。
海外投資家は売り越しを続けた。ビムソンセメント(BCC)、BVS、BTS、ペトロベトナム技術サービス(PVS)などへは連日大きな売りを入れた。