1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、17.34ポイント(3.77%)下落し、442.10で終えた。売買高・売買代金共に増加した。第1節から安く始まったが、第2節で売りの勢いが加速した。担保割れ株式の売却が警戒され下げ始めた後、実際に売却が始まったとの見方もある。海外投資家は大幅に買い越した。
株価:前営業日比で上昇したのは6銘柄のみ、182銘柄が下落した。145銘柄がストップ安した。
時価総額上位銘柄で上昇したのは、海外投資家が買い越したがバオベトグループ(BVH)だけだった。マッサン(MSN)は変わらず。
商いが活発だったのは、サコムバンク(STB)、エクシムバンク(EIB)、サコム通信ケーブル(SAM)、サイゴン証券(SSI)、ヴィエティンバンク(CTG)など。
海外投資家は買い越した。CTG、ベトコムバンク(VCB)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、ベトナム石油運輸(VIP)、BVHなどへ買いを入れた。一方、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ファーライ火力発電(PPC)、ビナミルク(VNM)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ハンサイン自動車(HAX)・配当(額面比8%)、ベンチェドンハイ(DHC)・株式配当(株式割当10対1)、無償増資(株式割当100対15)、フンブオン水産(HVG)・配当(額面比10%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは6.07ポイント(4.23%)下落し、137.54で引けた。売買高・売買代金共に減少した。
株価:前営業日比で、20銘柄が上昇、212銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面安。1%台の小幅な下げに留まったのはビムソンセメント(BCC)だけだった。
100万株以上取引があったのは、キムロン証券(KLS)、ビナコネックス総公社(VCG)、ACB銀行の3銘柄のみだった。
初日を迎えたハノイ総合投資(SHN)の平均株価は1万6,600ドン、売買高は15万2,300株だった。
海外投資家は買い越した。ペトロベトナム建設総公社(PVX)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、VCGなどへ買いを入れた。一方、PVX、PVS、BCCなどへは売りを入れた。PVXではネットで売り越した。