通信・IT分野最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPTソフトウェア(FPT Software)はこのほど、北部紅河デルタ地方フンイエン省でエコパーク(Ecopark)都市区を展開するエコパーク社(Ecopark)と共に、同都市区内で自動運転車の走行実験を行った。
この自動運転車はFPTソフトウェアが開発した自動運転ソフトウェアを利用したヤマハの電気自動車。実験では5か所の停留所や多数のポイント、交差点を通り、4kmの距離を走行した。
米国運輸省の定義によると、自動運転にはレベル1~5の区分があり、今回の走行実験はそのレベル3に当たる。
さらに、FPTソフトウェアが開発した自動運転車の配車アプリを利用することで、スマートフォン上で出発地点と到着地点を入力するだけで自動運転車を配車することができる。
FPTソフトウェアは2016年に自動運転車の研究を開始し、2017年10月に国内初の自動運転車を発表した。これまでにホーチミン市サイゴンハイテクパーク(Saigon Hi-tech Park=SHTP)内にある自社敷地内での走行実験に成功している。