ベトナム国家銀行(中央銀行)傘下のベトナム国家決済社(NAPAS)によると、2024年に同社のシステムを通じて行われた電子決済は、取引数が前年比+30%増の95億6000万件で、取引額も同+14.4%増加した。
NAPASの24時間対応システムを通じた高速送金サービス「Napas247」の取引件数は同+33.5%増、取引額は同+14.9%増となった。このうち、QRコード「ベトQR(VietQR)」によるNAPAS247決済サービスの取引件数が前年の2.2倍へと急増し、全体の3分の1を占めた。
一方、同社のシステムを通じた現金自動預け払い機(ATM)での現金引き出しは減少が続き、取引件数は同▲19.5%減、取引額も同▲19.1%減少した。取引数全体に占めるATMでの現金引き出しの割合も引き続き減少し、全体の2.63%にとどまっている。