滞納金の総額は12兆6584億VND(約720億円)に上り、滞納企業600社の3分の2をホーチミン市とハノイ市の企業が占める。滞納金はホーチミン市の企業が3兆5170億VND(約200億円)、ハノイ市が4兆6720億VND(約267億円)となっている。
ホーチミン市で滞納金が最も大きい企業はサイゴン・ペトロリアム・サービス(Saigon Petroleum Service)の1950億VND(約11億100万円)。このほか、テーゾイジードン投資[MWG](Mobile World Investment)、テーゾイソー(ディジワールド=Digiworld)、グエンキム家電(Nguyen Kim)などの家電大手や、コテック建設[CTD](Coteccons)ホアンクアン不動産商業コンサルティング[HQC](Hoang Quan Consulting Trading Service Real Estate)などの上場企業も名を連ねている。
一方、ハノイ市でトップに立っている企業はソンダ・タンロン建設[STL](Song Da - Thang Long)で、滞納金は3750億VND(約21億4000万円)に上る。このほか、建設装置建造総公社(COMA)やビグラセラ・ハノイ(Vigalecera Hanoi)などの有名企業が挙がっている。
これを受けて財政省は税務当局に対し、該当企業の口座凍結や口座差し押さえといった方法で滞納金を取り立てるよう指示した。