地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は22日、2月15日から25日にかけてインドネシアの首都ジャカルタで開かれている「インドネシア国際モーターショー2024(IIMS 2024)」で、同国の企業3社にEV車600台を供給する覚書(MOU)を締結した。
締結先の企業は、◇PT. Energi Mandiri Bumi Pertiwi、◇PT. Sumber Amarta Jaya、◇PT. Teknologi Karya Digital Nusa Tbkの3社。
ビンファストは今回のイベントで、個人顧客からも数百件の予約を受け付けた。
同社は今回の自動車展示会に自社製のEV「VF e34」、「VF 5」、「VF 6」、「VF 7」、「VF 8」、「VF 9」の6車種を出展している。さらに、右ハンドルのモデルを初めてお披露目した。
また、同国のサプライヤーと協力して、同国全土に5000か所の充電ステーションのネットワークを構築する。このほか、インドネシアの自動車ディーラー5社と協力する意向表明書にも署名した。
同社はこれに先立ち、インドネシア市場に約12億USD(約1800億円)を投じ、うち2億USD(約300億円)を工場建設に充てる計画を発表した。工場の年産能力は3万~5万台となる見込み。