南中部沿岸地方ダナン市ダナン国際空港の国際線ターミナルを運営するダナン国際ターミナル投資開発(Da Nang International Terminal Investment and Operation=AHT)は22日、ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPTソフトウェア(FPT Software)との間で、スマートターミナル開発に関する事業提携契約を締結した。
完成すれば、ベトナム初のスマートターミナルとなる。同空港は、スマートターミナルの開発により、チェックイン時間の最適化、旅客体験の向上などを図り、ダナン市の観光促進に貢献したい考えだ。
両社は4~6月中に、混雑度をリアルタイムで把握・評価し、迅速に対策できるよう、航空会社のチェックインエリアに人工知能(Al)カメラシステムを設置する。また、出発ステータスの通知や、地図上での現在地の確認など、乗客サポートソリューションを提供するモバイルアプリを導入する。このほか、空港全体に情報検索などのタッチデバイスを設置するなど、スマートターミナル開発に向けた様々な項目を展開していく。事業は10月に完了する見通し。
なお、同空港には、自動チェックイン機や自動化ゲート、自動搭乗ゲートなどが既に導入されている。