タンソンニャット空港サービス[SAS](SASCO)はこのほど、ホーチミン市タンソンニャット国際空港の国際線出発ロビー内に、ハラール認証を取得したラウンジ「ジャスミン・ビジネスラウンジ(Jasmine Business Lounge)」を開設した。
国内の空港でハラール認証を受けたラウンジが開設されるのはこれが初めて。このラウンジはビジネスクラスの乗客向けとなり、広さ300m2で70人が同時に利用できる。国際ハラール標準同盟(IHIA)の基準に従い、マレーシアのマレーシア・ハラール・コンサルティング・アンド・トレーニング(MHCT)から認証を取得している。
イスラム建築をイメージしたラウンジ内では、ハラール食品などを提供するほか、男女別の礼拝スペースも設置している。
SASがこのラウンジを開設した背景には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が収束してベトナムを訪れるイスラム教徒やヒンドゥー教徒が大幅に増加していることがあるという。
なお、エコノミークラスの乗客も、料金を支払えばラウンジを利用することができる。