開発および建設技術コンサルティング業務を手掛ける株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル(東京都新宿区)は2023年12月22日、未上場公開株取引市場(UPCoM)でベトナム建設コンサルティング[VGV](Vietnam National Construction Consultants=VNCC)の株式を追加取得した。
これにより、オリエンタルコンサルタンツグローバルの保有比率は6.92%となった。
VGVは、国家資本投資経営総公社(SCIC)が株式87.3%を保有する、ベトナムを代表する建築事務所であるとともに、傘下の事業会社9社を統括する事業持株会社でもある。都市計画及びインフラ整備計画コンサルティング、土木・建築関係設計全般及び施工管理、各種産業進出コンサルティングを手掛けている。
オリエンタルコンサルタンツグローバルはこれまでもVGVと複数の案件で協働しており、今回、業務資本提携などを含めた連携強化を図ることを目的として、株式を取得した。
両社は今後、戦略的業務資本提携に関する協議を実施する予定。また、オリエンタルコンサルタンツグローバルは既にベトナムの公共事業系建設コンサルティング企業最大手である交通運輸省傘下の交通運輸設計コンサルタント総公社(TEDI)の筆頭株主となっており、TEDIとVGVをプラットフォームとしてベトナムの官民投資への参入を拡大していく方針だ。