ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)子会社の(FPT Software)とSBIホールディングス株式会社(東京都港区)子会社でシステム開発を手掛ける株式会社SBI BITS(東京都港区)は17日、ベトナムにITソフトウェア開発を担う合弁会社を設立する覚書を締結した。
合弁会社は2019年後半を目途に設立する予定。合弁会社では、SBIグループ内の企業向けにITソフトウェアの開発を行うほか、SBI BITS開発によるアプリケーションソフトウェアの検査業務や品質保証、SBIグループ外企業への外販に向けたソフトウェアのパッケージ化、およびBPO(Business Process Outsourcing)サービスの提供などを行う予定。
なお、SBIはFPTグループ傘下の証券会社であるFPT証券(FPT Securities)やファンドマネジメント会社であるFPTキャピタルファンドマネジメント(FPT CapitalFund Management)、TPバンク[TPB](TPBank)へ出資するなど、FPTと連携し、ベトナムにおける金融、IT業界の活性化に寄与してきた。
さらにSBIは、FPTなどと共同でベトナムC2Cオンラインマーケットプレイス最大手であるセンドー(Sendo)へ出資し、同社のオンラインマーケットプレイスの拡大に向けた取り組みを支援するなど、FPTとベトナムにおけるエコシステム構築に努めている。
これに先立ち、FPTとSBIはベトナムにおける共通ポイントプログラム「Utop」の運営会社を双方の出資により合弁で設立する覚書を締結しており、今後、FPTソフトウェアがベトナムにおいて会社設立登記およびライセンス取得を行い、2019年6月を目途にSBIが出資する予定となっている。