南中部沿岸地方ダナン市人民委員会は、半導体・人工知能(AI)分野における戦略的パートナーとして、ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)および世界的な半導体メーカーである米国マーベル・テクノロジーの現地法人マーベル・テクノロジーベトナム(Marvell Technology Vietnam)を選定する文書を発出した。
両社は、ダナン市に対して、ソフトウェアやハードウェアを提供するほか、人材育成などでも支援。同市における半導体とAI産業の発展を今後5年間にわたりサポートしていくとした。
今回のテクノロジー大手2社の戦略的パートナー認定は、両社の影響力と成長の可能性に対する市の期待を示したものであるとともに、2030年までに市を半導体設計とAI開発の国内最大の生産拠点の1つにするという意思の表明でもある。
同市は今後、半導体設計および関連サービスを提供する企業を30社以上に増やし、パッケージングやテストを手がける企業を1~2社誘致する計画だ。