農業農村開発省は24日、省・市人民委員会宛てに公文書を送付し、アフリカ豚熱(ASF)の感染拡大を防止すべく、国産ASFワクチンの使用を促した。
これにより、地方自治体は管轄地域内の感染流行状況を踏まえた上で、ナベトコ中央動物用医薬品[VET](NAVETCO National Veterinary)とAVACベトナム(AVAC Vietnam)の協力を得てワクチン接種を手配し、その結果を農業農村開発省に報告する。
VETとAVACベトナムはASFワクチンの研究開発(R&D)と製造に成功し、「NAVET-ASFVAC」と「AVAC ASF LIVE」の市場流通許可をそれぞれ取得した。同2社は引き続き、ASFワクチンの有効性の評価や改善を行っていく。
なお、2023年7月までに全国40省・市以上で合わせて65万回分のASFワクチンが投与され、抗体保有率は95%となっている。