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ベトナム株を取引するにはどうしたらいいですか |
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ベトナム株を取扱う日本の証券会社で口座開設をする方法と、ベトナム現地の証券会社で口座開設をする方法の2つがありますが、有償増資、手数料額、為替レートの3つの点で現地の証券会社での取引にメリットがあります。
① ベトナム現地の証券会社の場合は有償増資の払い込みができますが、日本の証券会社の場合は有償増資の払い込みが出来ません。
② 現地の証券会社は日本の証券会社に比べ手数料が大幅に安いです。また現地の証券会社では高額な最低手数料の設定はありません。
※手数料の例 (2022年2月15日時)
・日本の証券会社(税込): A社:1.65%~2.20%(最低手数料:5,500円)、I社:2.20%(同:5,500円)、S社:2.20~2.92%(同:132万VND≒6,182円)
・ベトナムの証券会社:VNダイレクト証券:0.15%~0.25%(最低手数料の設定なし)、SSI証券:0.15%~0.25%(同)、ホーチミン市証券:0.15%~0.35%(同)。
③ 為替レートについては日本の証券会社の場合は独自レートでかなり割高な一方、現地証券会社で取引する場合は、銀行の公式レートが適用されますので、それだけでも大きな差になります。
※為替レートのスプレッド(2022年2月15日時)
・日本の証券会社(税込): A社:4.3%、I社:6.0%、S社:4.3%
・ベトナムの証券会社:銀行の公式レート
現地の証券会社で取引をする場合、言語の問題がありますが、日本語を話すスタッフのいる証券会社もあり、またリアルタイムのオンライン取引も可能ですので、検討の余地は大いにあるでしょう。
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ベトナム現地証券会社を利用する場合、口座維持手数料について教えてください |
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口座維持手数料は各証券会社が個別に設定しております。詳しくは直接証券会社にお問い合わせください。 |
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ネット取引はできますか |
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ほとんどの証券会社でインターネット取引が可能です。日本語でインターネット取引ができる証券会社や、スマートフォン用取引アプリを提供している証券会社もあります。 |
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ベトナム現地証券会社を利用する場合、投資資金の海外送金の方法を教えてください |
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ベトナムの証券会社に証券取引口座開設と同時に、証券決済口座として証券会社指定の銀行に口座を開設します。その銀行口座に海外送金を行うことになります。 |
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ベトナム現地証券会社を利用する場合、投資資金の海外送金先は、ベトナムの銀行の自分名義口座ですか、それとも証券会社口座ですか。送金時の通貨はどうなりますか |
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日本から投資資金をベトナムに送金するときは、本人名義の証券決済口座に送金します。日本円や米ドルなどの主要通貨であれば、着金日当日のレートでベトナムドン(VND)に両替後、入金されます。 |
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ベトナム株を日本円で買えますか |
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取引はベトナムドンのみとなります。日本から日本円や米ドルで証券決済口座 (ベトナムドン=VND) へ送金する事により、ベトナムドンへ為替両替され入金されます。 |
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1取引日内の短期売買はできるのでしょうか |
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同一取引日内における同一銘柄の反対売買は可能です。 |
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ベトナム現地証券会社を利用する場合、どのような注文方法になりますか |
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注文方法は証券会社の窓口で注文書に記入する方法のほか、FAX、電子メール、オンラインでの取引が可能です。 |
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1回の注文は何日後まで有効ですか |
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証券会社によりますので、詳しくは各証券会社におたずねください。 |
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ベトナム国内の証券税制はどうなっていますか |
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投資家は株式譲渡、現金配当受取に対する個人所得税を納税する義務があります。
個人所得税は、◇株式譲渡の際に譲渡額の0.1%、◇現金配当受取の際に現金配当金額の5%となっています。売買後や配当受取時に証券会社が源泉控除するため、特に手続きを行う必要はありません。
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ベトナム現地に既に証券口座を保有しています。
他の証券会社での口座開設にも興味がありますが、どのような方法があるでしょうか。
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外国人投資家は複数口座を開設することが可能です。外国人投資家の「証券取引コード」は証券保管センター(VSD)にて管理されており、1個人に対して1つのみ割り当てられます。そして、その証券取引コードを使用することで、口座を移管することなく現地の別の証券会社にも口座を開設し新たに株取引することができます。ただし、既存の保有株式を別の証券会社に移したいときは移管手続きが必要となります。複数口座並びに移管手続きの詳細・費用等についてはVNダイレクト証券に直接お問合せください。
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ベトナム現地証券会社を利用する場合、株式売却後、資金を日本へ送金する方法は簡単でしょうか、また現地で引出はできますか |
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日本への送金はいつでも可能です。手続き方法は送金指示書(および、これにかかる書類)を証券決済銀行に提出するのみです。投資資金のベトナム現地での引き出しは原則としてできませんが、証券決済銀行によっては、可能としているところもあります。 |
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外国人の保有制限について教えてください |
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上場株の場合、外国人の保有率上限は基本的に一般企業が49%、銀行が30%となります。ただし、政府による制限業種ではなく、株主総会で制限撤廃を決めた企業はそれ以上の保有も認められています。 |
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ベトナム現地証券会社を利用する場合、有償増資の申し込み方はどのようにすればよいでしょうか |
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メール、FAX、オンラインなどで申込みできます。
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配当などの権利落ち日を知る方法はありますか |
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権利落ち日等は、ベトナム株情報内の株カレンダー(http://viet-kabu.com/calendar)でご覧いただけます。ただし、最新の情報を掲載しておりますが、必ずしも全ての情報ではない可能性があります。
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企業の決算日は |
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企業で各四半期末日のいずれかを選択することができます。(四半期とは、1~3月、4~6月、7~9月、10~12月の4期間) |
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購入した株式の保管方法には、どのようになっていますか |
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証券保管振替機構が導入されています。株式はいわゆる「ほふり」に預けられ、分別管理されますので証券会社が倒産しても原則保護されます。 |
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株価はどこで確認出ますか |
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「ベトナム株情報」の下記のページで株価情報を提供しております。
・ ホーチミン証券取引所 http://viet-kabu.com/stock/index.php?type=hcm
・ ハノイ証券取引所 http://viet-kabu.com/stock/index.php?type=hn
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OTC(未公開株)について教えてください |
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ベトナム株には上場株以外に、UPCoMと呼ばれる店頭株市場があり、証券取引口座があれば、インターネットで取引が可能です。この市場で取引されていない、いわゆるOTCと言われる未上場銘柄については、相対取引のみとなります。 |
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IPOに参加できますか |
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証券取引口座があれば、基本的にはどこの証券会社からでも参加は可能です。
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