地場総合インターネットメディア運営会社VNGコーポレーション[VNZ](VNG Corporation)傘下のベトナム最大のモバイル無料通話・メッセージアプリ「ザロ(Zalo)」は、今年年初から研究開発プロジェクトを実施しているベトナム語の大規模言語モデル(LLM)を発表した。
このLLMは、ベトナム語をよく理解でき、ベトナム人により良いサービスを提供する文章生成人工知能(AI)(ジェネレーティブAI)アプリケーションを構築することを目指す。
16日に行われたAIイベントでは、開発中のこのLLMのデモンストレーションが行われた。デモンストレーションでは、ザロのLLMを搭載したザロ開発のAIバーチャルアシスタントアプリ「キキ(Kiki)」が、海外の「GPT-3.5」、「GPT-4」、「Llama22」、「QWen」、また、このほど発表された某地場LLMと一緒に多肢選択問題を用いた学習ゲーム「Kahoot!」に参加して知識を競争した。
ゲーム内容は、テクノロジーフォーラム「ティンテー(Tinhte)」のアドミンが独立的に準備し、各LLMの質問応答プロセスが会場のスクリーンでライブ配信された。
デモンストレーションでは、ザロのLLMがベトナム語でチャットし、さまざまな分野に関するユーザーの質問によく答えられ、海外のLLMにも負けない能力を見せた。