国内トップブランドの旅行会社ベトラベル[VTR](Vietravel)傘下のベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)は8日、アセアンカーゴゲートウェイ(ASEAN Cargo Gateway)との間で、航空貨物輸送サービスの事業提携に関する覚書を締結した。
アセアンカーゴゲートウェイは2020年10月の設立で、ホーチミン市1区に本拠を置く。
覚書によると、ベトラベル・エアラインズとアセアンカーゴゲートウェイは、51%と49%の比率で共同事業に出資。同事業では、航空貨物輸送サービスの開発および市場開拓、貨物代理店サービスなどを行う。
初年度は、ベトナムと中国、マレーシア、インドネシア、タイなどを結ぶ航空貨物輸送にフォーカス。貨物用ボーイング「B737-800F型機」2~4機で運航し、2年目には機材数を2倍に増やす計画。
なお、国内の高級ブランド市場で大きなシェアを握るパンパシフィックグループ(IPPG)傘下のIPPエアカーゴ(IPP Air Cargo)も、航空貨物輸送市場への参入に向けて開業手続きの準備を急いでおり、順調にいけば11月にも運航を開始する見通し。