ハノイ市のイエンビエン駅で2日、同駅と中国の石家荘市を結ぶ貨物列車の開通式が開催された。
列車は金属機器、化学薬品、肥料などの貨物を運ぶモーター車23両から成り、ベトナム鉄道総公社(Vietnam Railways=VNR)傘下の鉄道運輸貿易[RAT](Railway Transport and Trade=RATRACO)と中国の石家荘内陸港が運行する。当面は週1便を運行し、将来的に増便する予定。
イエンビエン駅~石家荘市間の距離は2700kmで、所要時間は4日。
両社は開通式で、列車運行や倉庫システムの設置、複合輸送システムの構築に関する提携契約を締結した。
なお、石家荘は河北省の省都で、人口は1100万人を超える。北京、天津、河北を結ぶ中国の国鉄システムにおいて重要な役割を果たしている。また、長年にわたりロシア、ヨーロッパ、中央アジア、モンゴル、ASEAN諸国への国際列車を運行する中心地となっている。